岩韻とは・・・・何なのか? | 茶の穂

岩韻とは・・・・何なのか?

茶についてのあれこれ
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岩韻とは・・・

岩韻とは?定義が極めてあいまいで説明できない、飲んだあとに甘さが口や喉に残る回甘の一種であるということ。岩茶を飲んだ時の感覚や体感を体験することは岩茶を飲むときの楽しみの一つであるが、岩韻って何か?と言われると難しい。私の経験上は定義が曖昧である為に、お茶屋によって微妙に定義が異なると思う。岩茶に限らず中国茶を飲むということは、口だけで味わう物でないが、単純に美味しいと感じることでも全く問題ないことであり、こんなブログを書きながら主張しては何だが、岩茶に限らず、美味しくお茶が飲むことができれば、基本的に理屈など不要だ。

困惑の原因になるので使いたくないが・・・

しかしながら、このブログは中国茶マニアが書くマニアックなブログであるため、単純に美味しいでは難しい、中国茶の感じ方はマニアであればあるほど知りたい内容であり、このような難題はまだ学習中の身であるため、独自の茶研究として記述している一つの参考意見にすぎない。個人経験では通用しているが、この内容が相手に通用するのかしないのかは身をもって経験するしかない。

岩韻の3つの説・・・もしかして全て岩韻なのか?

岩韻とは・・・私が聞いたり調べたりしたところ3つが検討される。

①喉元に残る余韻の強さ(心地よさ)=岩韻 心地よさの強さ

➡肩から顔面の下(首周辺)に岩茶を飲んだ際に舞う、、フワフワとした余韻

➡強弱は喉元にまとわりつく余韻の強弱 ➡この余韻がわかりやすければ明瞭

②口の中に香りが残る長さ=岩韻

➡Aftertaste……岩茶を飲んだあとに口の中に残る味わいの長さ

➡強弱は残り香及び残った味わいの持続時間

③飲んだ後に体が暖まったり、体が軽くなるなどの感覚=岩韻 

➡岩茶を飲んだ際に、、後から身体に良い影響がもたらされる。

➡厳格に言えば身体が温まったり、、体が温まったり、、胃薬のように作用したり

➡強弱はこの強さ

現時点において、上のどれが正しいか確証はありませんが、現時点では私のブログでは

  • ①=岩韻 喉元に残る余韻の強さ(心地よさ)
  • ②=後味 口の中に香りが残る長さ
  • ③=体感 飲んだ後に体が暖まったり、体が軽くなるなどの感覚

と分類しています。

岩茶の岩韻とは何かを考えながら飲む 武夷岩茶 奇種・北斗・鉄羅漢

中文式の記述では①が分かりやすかったら岩韻明顯 ②が長ければ回甘润喉 ③が体感持続 と表記している場合があります、実際に中国で通用した経験があるのでこのように表記しています。

岩茶の美味しさ(楽しみ)(味わい)の要素の一つにすぎない

岩韻は岩茶を選ぶ際の指標や目安そして表現になりますが、岩韻のみが重要なのではないので数えきれないほどある岩茶の楽しみの要素の一つとして覚えておきたいです。

岩韻をお茶探しの目的にする

岩韻に限らず、焙煎が強い岩茶、品種(肉桂・水仙)、などの岩茶の複数の構成要素のひとつとして、岩韻とは何か?岩韻とはどこで感じるのか?岩韻の強い岩茶を求めて物色するなど、お茶探しの目的の一つとして、探求することをお勧めする。

ステップアップ 岩韻と茶葉の品質

2024年2月5日追記

岩韻はさまざまな岩茶を体験して覚えてほしいですが、答えを言えば基本的に喉元に残る余韻の強さことであり、掘り下げた内容を紹介します。

  • この項目における余韻とは?岩韻は喉韻と呼ばれる中国茶評価における基準ひとつです。

岩韻は岩茶の状態を極める指標

岩韻こと喉韻は岩韻は武夷岩茶初心者にも分かりやすい味わいのひとつ、茶葉の焙煎をやや強めに行うか、弱い状態にすると感じやすくなります、物によっては茶葉の水分量が適正であると感じやすくなるのが特徴です。

  • 焙煎を強くすると感じやすくなるのは正常範囲ながら、焙煎が強すぎて炭化して価値値段が大きく棄損した茶葉でも喉が焼けるような感覚があるが、これらは岩韻でなく粗悪品の特性だが、これらを岩韻と主張する茶屋は残念ながら多くある。

岩韻は岩茶の品質や高級品と関連は薄い

喉韻は焙煎を強力にすることで、明瞭化することが可能な味わいであり、岩茶におけるもっとも重要な要素であるミネラル香とボディの大きさ、すなわち、岩骨花香の強弱と必ずしも一致しません

岩茶の世界において低品質される外山茶や半岩茶、さらには、馬頭岩肉桂など売られていても全く関係ない肉桂である等の産地偽造品、焙煎を強烈にして品種個性を誤魔化した製品、岩韻は明瞭に感じられます。これらの特性から、岩韻を売りとする岩茶は口感の弱い(弱岩骨花香または無岩骨外山茶など)安価な製品であることが相対的に多く、基本的には初心者向けの製品であると言えます。中国茶の価格決定要因は根本的には余韻で決まりますが、喉韻はもっとも余韻のなかでもっとも評価が低く、価格に大きく反映されない余韻の要素でもあります。

詳しい内容は次の項目で説明します。

この記事の続き (このブログ内)

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